【MICHELIN TOKYO 2023】ミシュランガイド東京2023 新たな星付きレストラン【NEW STAR 18】

こんにちは、GEORGEです。

今年のミシュランガイド東京2023が発表されましたね。

旅行には食事がセットであり、旅行の思い出は、その時に食べた料理の思い出も非常に重要となります。

ミシュランの三つ星の基準は「そのために旅行する価値がある卓越した料理」と評価されるものであるように、料理が旅行の最も重要なポジションにもなり得ます。

今回は、ミシュラン東京で三つ星を獲得したお店と、新たに星付きを獲得したお店をご紹介していきたいと思います。

★この記事の著者

ミシュランガイドとは?

ミシュランガイドは、フランスのミシュラン社により出版されるさまざまなガイドブックの総称であり、社名と同じ「ミシュラン」とも呼ばれています。

代表的なものは、レストランの評価を星の数で表すレストラン・ホテルガイドです。

これは装丁が赤色であることからレッド・ミシュランとも通称されており、日米欧各国にさまざまな地域版があり、合計で年間約100万部が販売されています。

ミシュランガイドとしては他に、緑色を基調とした装丁からグリーン・ミシュランとも呼ばれる旅行ガイドブックや、自動車旅行向けの道路地図などがあります。

日本では、2007年に欧米以外では初となる、東京版が刊行となり、以降2009年に京都・大阪版が刊行されています。

星の持つ意味

ミシュランガイドの星の数は、次のような意味を持っています。

  • Michelin star.gif(1つ星) – その分野で特に美味しい料理
  • Michelin star.gifMichelin star.gif(2つ星) – きわめて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理
  • Michelin star.gifMichelin star.gifMichelin star.gif (3つ星) – それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理

二つ星と三つ星に関しては、旅行のプランに関わる、旅行自体の目的にもなるような料理を提供する店舗となりますので、是非ともチェックしてみて、今後の参考にしてみてくださいね。

18軒の新たな星付きレストラン

今年は18軒の新たな星付きレストランが誕生しました。

そのうち1軒は、一つ星から評価を上げ二つ星になりました。

具体的にご紹介していきます。

セザン(二つ星/フランス料理)評価を上げたレストラン

欧州、北米、アジア、世界を旅するように経験を重ねるダニエル・カルバート氏。軌跡を辿り、過去と現在を繋いだレシピに個性を書き記す。食材の組み合わせに国境はない。日々アップデートする料理に未来を描く。

明寂(二つ星/日本料理)New

「明寂」の料理は水のごとし。中村英利氏は日本の恵みである水を表現する。素材の形を残すかのように削ぎ落とされた盛り付けが独特。なぜそうするのかを考え、新たな発想で生み出す。和の美意識が宿る料理は器との調和も素晴らしい。

アマラントス(一つ星/フランス料理)New

宮﨑慎太郎シェフの新たなるステージ。コロナ禍に店を構えたのは、自らに試練を与えるかのようだ。カウンターを設え、ゲストとの距離を縮めた。料理は軽さを身上としながらも、リドヴォーやオマール海老を使うなどフレンチらしさを忘れない。

一平飯店(一つ星/中国料理)New

洗練された香港仕込みの広東料理。安達一平シェフは、澄んだ上湯スープの旨みを食材に加えていく。名物は、鶏のクリスピー揚げ。様々なスパイスと香ばしい風味が広がり、素材の力強さを打ち出している。

宇田津 鮨(一つ星/寿司)New

すしの道を志したのは少年の頃。宇田津久氏は地元のすし屋の大将に可愛がられ、職人に憧れた。伝統を守り、新たな息吹を込める。魚に応じて使い分ける二種の酢飯、すし種に野菜を取り入れる。素材を生かしながらも、豊かな発想力で個性を示す。

江戸前鮨 英(一つ星/寿司)New

主人は江戸時代に暖簾を掲げたすし屋で職人仕事を培った。主役は鮪と東京湾の魚介。おまかせは握りのみもよし、酒肴から始めてもよし。すし種を入念に仕込み、客の嗜好に応える江戸前の流儀を守っている。

エラン(一つ星/フランス料理)New

季節の日本食材にインスピレーションを与えた信太竜馬氏のモダンフレンチ。現代の調理法とクラシックなレシピを掛け合わせ、素材の個性を器の上で表現する。料理のエピソードを聞きながら自然の恵みを味わえる。

(一つ星/寿司)New

奥勝次氏が常に意識するのは、「師匠ならこの魚をどう生かすか」。受け継いだ仕事を重んじながらも、独自の味も追及する。つまみから締めの玉子焼きまで、丁寧な仕事に主人の人柄が表れている。

銀座 志翠(一つ星/日本料理)New

焼津市出身の前田公志氏が振舞う“静岡の心”。カウンターを地元の檜で設え、静岡の食材と酒でもてなす。駿河湾の魚介、有東木の山葵、足久保の茶といった郷土の味覚が満載。前田氏が集大成とする銀座の舞台から目が離せない。

愚直に(一つ星/日本料理)New

神楽坂を中心に展開する「石かわ」グループの割烹店。料理長の大塚将人氏と若い料理人の躍動する姿をカウンター席で楽しめる。料理は食材の味を引きたてるため、調味を控えて淡い味付けに。板場の活気、気さくなもてなしで食の楽しさを伝える。

グッチ オステリア ダ ​マッシモ ボットゥーラ トウキョウ(一つ星/イタリア料理)New

おとぎの国に迷い込んだかのようなGUCCIの世界観。モデナに本拠を置くマッシモ・ボットゥーラ氏の下で料理を追求してきたアントニオ・イアコヴィエッロ氏がイタリアと日本の食文化を対話させ、モダンな感性で料理を創り出す。パスタとラーメンを融合させた「ラーメンになりたいパルミジャーナ」はその代表作。

茂幸(一つ星/日本料理)New

献立で心掛けるのは、創意工夫。会席を基に精進料理、郷土料理、西洋食材といった様々な要素を織り交ぜる。屋号に込めた、食で人を幸せにしたいという願い。菅野茂男氏

鮨 一條(一つ星/寿司)New

江戸時代から続くすしの伝統を重んじる一條聡氏。老舗で20年以上経験を積み、独立を果たした。大切にするのは煮る、締める、漬けるといった職人仕事。赤酢を利かせた酢飯を仕込み、正統派の握りを旨とする。

TOKi(一つ星/イノベーティブ)New

奈良「アコルドゥ」のシェフ、川島宙氏がプロデュース。新橋の「奈良まほろば館」にレストランを構える。奈良の食材や伝統工芸の器を使い、地元の魅力を紹介。詩的に表現したメニューと、クリエイティブな料理が心に残る。

寅黒(一つ星/日本料理)New

合言葉は“伝統と革新”。「神楽坂 石かわ」と「帝国ホテル」が共に道をつくる。石かわ流の心が弾む料理とホテルが築き上げてきた日本ならではのサービス。多様性の時代が生んだ巡り合わせは新たな歴史の幕開け。

NéMo(一つ星/フランス料理)New

自然と共存する生産者と調理場で食材に情熱を傾けるシェフ。料理人であり釣り人でもある根本憲一氏は、二つのフィールドを料理で繋ぐ。素材のみを記したメニューと楽しい食材のプレゼンテーションで五感に響かせる。

プルニエ(一つ星/フランス料理)New

1934年、東京會舘に誕生した「プルニエ」。海をイメージした優美なダイニングに改装し、魚介料理で名を馳せたことへの思いを寄せている。古き良きフランス料理に四季の食材を掛け合わす松本浩之シェフ。モダンな料理が新たな伝統の一歩を踏み出す。

八雲 うえず(一つ星/日本料理)New

料亭で培った丁寧な仕事が冴える上江洲直樹氏の料理。煮物椀には利尻昆布をたっぷり使った吸い地を張る。八寸をかかさないのは昔ながらの技を受け伝えたい気持ちから。さりげない創意も加えて客をもてなす。

それを味わうために旅行する価値がある三つ星店

最後に、それを味わうために旅行する価値がある三つ星店を紹介していきます。

2023年で選ばれたお店は、全部で12店舗あります。

 

かんだ(三つ星/日本料理・和食)

ミシュラン東京が初めて発刊された2008年度版から3つ星を獲得している店舗となります。

今回で16年連続で3つ星を獲得した和食の名店です。

レフェルヴェソンス(三つ星/フレンチ)

2012年に初めて1つ星を獲得、2015年には2つ星に昇格し、以降2020年まで6年連続で2つ星を継続しています。

2021年版で「2つ星」から「3つ星」に昇格し、今回で3年連続の三つ星となります。

麻布 かどわき(三つ星/日本料理・和食)

2009年に初めて2つ星を獲得し、以降は2019年まで2つ星を維持していました。

2020年に初めて3つ星になり、今回で4年連続の3つ星店となります。

茶禅華(三つ星/中華料理)

2018年初めて2つ星を獲得し、以降2020年まで2つ星を継続していました。

2021年に「2つ星」から「3つ星」に昇格し、今回で3年連続となります。ちなみに3つ星を獲得した日本初の中国料理店となります。

神楽坂 石かわ(三つ星/日本料理・和食)

ミシュラン東京の2008年度版では2つ星でしたが、翌年2009年度版で3つ星を獲得しました。

今回で15年連続の三つ星店となります。

虎白(三つ星/日本料理・和食)

ミシュラン東京2012年版で2つ星を獲得し、4年間は2つ星でしたが、2016年度版で初めて3つ星を獲得しました。

今回で8年連続の三つ星店となります。

龍吟(三つ星/日本料理・和食)

ミシュラン東京の2008年度版から4年間は2つ星でしたが、2012年度版で初の3つ星を獲得しました。

今回で12年連続の三つ星店となります。

鮨 よしたけ(三つ星/寿司)

2012年度版の初掲載で、いきなりの3つ星デビューをした店舗で、今回で12年連続で3つ星をキープしています。

ロオジエ(三つ星/フレンチ)

ミシュラン東京の2008年度版で3つ星を獲得し、その後は一度評価を落としましたが、2019年版では9年ぶりとなる3つ星に復帰すると、以降は今回で5年連続となる3つ星を獲得しています。

カンテサンス(三つ星/フレンチ)

ミシュラン東京が初めて発刊された2008年度版から3つ星を獲得し、今回で16年連続で3つ星を獲得しているフランス料理の名店です。

まき村(三つ星/日本料理・和食)

ミシュラン東京の2008年度版から3年間1つ星となり、2011年度からは4年間2つ星、そして2015年度版で初の3つ星を獲得しました。今回で9年連続の三つ星店となります。

ジョエル・ロブション(三つ星/フレンチ)

ミシュラン東京2008年度版から3つ星を獲得しており、今回で16年連続で3つ星を獲得した日本で一番有名なフランス料理の名店です。

旅行のプラン決めに活用してみてください

いかがでしたでしょうか?

私自身も、一度ジョエル・ロブションを利用させて頂いたことがありますが、信じられないほど美味しかったことを今でも覚えています。

是非、旅行プランを立てる際に役立ててみてはいかがでしょうか?