こんにちは、TRAVELERS SHOWです。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済へのダメージは、様々な業界で影響を及ぼされておりますが、中でも航空会社にとっては、便を発着することが出来ない時期が長く続き、多大なる影響が出ております。
そんな中、LCCであるエアアジア・ジャパンが2020年12月5日をもって事業を停止することを、国土交通省に届け出たと発表しました。
今回は、こちらの件について触れていきたいと思います。
なぜエアアジア・ジャパンは事業停止するに至ったのか
前述で述べた通り、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、事業縮小の一環として、今回の決断に至ったようです。
エアアジア・ジャパンの声明では、「当社は、2014年7月の設立以降、中部国際空港を起点として、国内航空運送事業及び国際航空運送事業を実施してまいりました。しかしながら、今般の新型コロナウィルスにより、世界経済に重大かつ長期的な影響が生じ、また、各国での出入国規制強化や旅客需要の減退により減便や運休が発生していることによって、当社の事業運営に大きな困難が生じております。これまで継続的かつ広範な経費削減などの経営努力を続けてまいりましたが、網羅的な事業の見直しを重ねた結果、新型コロナウィルスの終息時期の見通しが不透明な状況において事業を継続することは極めて困難であると判断し、事業を廃止するという苦渋の決定をいたしました。」としています。
10月1日から中部と新千歳、福岡、仙台、台北を結ぶ全4路線を運休していましたが、運行が復活しないまま廃止することとなります。
ちなみにエアアジア・ジャパン以外のグループ会社で日本に就航する、エアアジアX、タイ・エアアジアX、エアアジア・フィリピンの運航路線への影響はなく、日本への出入国制限が緩和され次第、運航を再開するとしています。
新型コロナの影響で航空会社が事業終了するのは、日本国内では初となります。
エアアジア・ジャパンってどんな会社?
エアアジアはもともと、2011年8月に日本法人となるエアアジア・ジャパンをANAホールディングスとの合弁で設立し、2012年8月に就航しておりましたが、就航から赤字が続いていたことから、ANAホールディングスとの合弁を解消し、2013年10月に日本から一度撤退をしています。
その後、エアアジア・ジャパンは、バニラ・エアに社名変更して運航しておりましたが、こちらも2019年10月にピーチ・アビエーションに吸収されております。
2度目となる日本参入は、2014年に新会社を設立し、2017年10月に運航を開始しました。3機のエアバスA320型機を保有し、国内3路線と国際1路線の4路線を運航しておりました。
今回、この4路線が全て廃止となります。
現状予約されているものについてはどうなるのか?
今回の事業廃止に伴い、すべての予約をキャンセルするとしています。
影響を受けるのは、エアアジア・ジャパンの名古屋/中部〜札幌/千歳・仙台・福岡・台北/桃園線の全路線になります。
7日以内にメールで案内がされ、エアアジアBIGアカウントへの予約金額相当分のクレジットでの返金、もしくは16週間以内に銀行口座への払い戻しのいずれかから選択できます。
旅行代理店を通じた予約は、旅行代理店へ確認するよう求めております。
社員はどうなってしまう?
一部の事業廃止に必要な要員を除き、従業員については、11月4日付で社員を解雇する方針を伝えました。
2017年9月1日時点で従業員数は、約240名となっておりましたので、多くの方が解雇という事態になりそうです。
航空会社を応援するためにも旅行しよう!
いかがでしたでしょうか。
航空会社という大きな企業でも、新型コロナウイルスの影響を受け、事業を撤退する事態にまで追い込まれています。
感染リスクを下げるために経済を止めることは間違いでは無いのかもしれませんが、このような悲劇も起きてしまうということですね。
政府のGo To キャンペーンも始まりましたので、是非みなさんで旅行に行って、観光業界を盛り上げましょう!
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